僕と再婚して下さい。

「ただいまー」

「お帰り、舞。お疲れ様」

「……」

へっ???

あたしは、頭の中が真っ白になった。

何で……?

元旦那がここにいるのよ!

あたしは、わけがわからず、後ずさりをしていた。


「舞。お帰り。洋介君が来てくれてるわよ」


その時、キッチンからリビングに移動してきたお母さんが笑顔が言った。


え……?

なぜゆえ、お母さんは元旦那を家に上げたわけ?

理解不能なんですけど……

て、ことは、あの車は元旦那の車だったってことで。


「洋介君。コーヒーのおかわりは?」

「あっ。頂きます」

「良かったら、夕飯も食べて行ってね」

「えー? いいですか?」
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