僕と再婚して下さい。

あたしが川崎さんの家に行ったのは、あたしの意思ではないけど。

行ったことに違いないのだから。


「あと、出会ったその日にキスしちゃったよね」


きゃー！！

川崎さんは更なる爆弾を落とした。

もう絶対わざとだ。


「舞、こいつとキスしたのか？」

「……」


あたしは、無言を貫いた。


川崎さんのバカー！！

と、声を大にして言いたかった。

ゲンコツをくらわしてやりたかった。


「でも、離婚後のことだから、澤村さんは舞ちゃんのこと責めれませんよ？」

「分かってるよ！」


洋介は吐き捨てるように言った。