僕と再婚して下さい。
「そんな改まらなくていいんだよ。母さんから舞が洋介君と寄りが戻りそうだとは聞いてるよ」

お父さんはにこにこして言う。


「ところで、お父さん何してたの?」

洋介が余計なこと言いそうで、あたしは話題を変えた。

「コンビニにタバコを買いに行ってたんだよ」

「ふーん」

「舞は洋介君を家に連れて来ようとしてたのか?」

「あ……っ。これは──」

あたしが言い訳しようとする前に、洋介が口を開いてしまった。


「はい。そうなんですよ。復縁の報告に行こうと思って」

「はぁ?」


何てこと言うのよ!!!!

この大嘘つきー!!!!


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