堕天使
豪「彩の何がかわいそうなんだ?」



康太「舞は、彩に全部押し付けてアメリカに行った。彩は舞の分まで頑張ってるのに舞はアメリカで楽しく「なかったんだ。」ぇっ!」


豪「お前等は、本当に舞が、アメリカで何もして無いと思ったのか?」



智也「俺はそう思って居ない。舞は頑張り屋だから。」


豪「舞は、自分の所為で何もかも失った両親に申し訳なくて、失ったものを少しずつ返して行ったんだ。」


康太「って、事は。」


陽「舞は、親の会社を立て直した。それに加えて、夜の仕事も欠かさなかった。」



誠太「考えてみろ。朝から学校に行って、時間が空いていたら、仕事をして、夜には、ゴミ掃除をする。こんなにもハードな生活をしていた理由がわかるか?」



彩「もしかして!」



豪「お前らに会いたかったからだよ。それなのに、お前等は舞を突き放した。一年頑張った舞をお前等は突き放したんだ。わかるか?!舞の気持ちが。」



誠太「舞も良くここまで耐えたよ。」



陽「だからお前らには会う資格がない。舞はもう暴走族じゃない。半社会人なんだ。」



智也「半社会人?」



豪「彼奴は、自分で立て直した親の会社の副社長をやっているんだ。だから、今のお前らが彼奴に会ったら邪魔なんだよ。」

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