初カレ×初カノ



「あの時の出会いは偶然じゃなくて必然。だからこうして舞の彼氏になれた」


少しだけ握っている手に力がこもる。


「さっきも離れたくないとも思った。ずっと一緒に居れたらって思ってた」


『私もです…』


そう言うと蒼君は「知ってる」と得意げに言った。


「けど、俺は明日も一緒に居たい。今日の舞だけじゃなくてさ、明日の舞にも会いたいんだ」


『蒼君……』


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