初カレ×初カノ


俺は、本当に最低な男だ。


俺の時はあんなに強引に言わせようとしたのに、自分が呼んでほしいと頼まれた時は呼ばないとか卑怯すぎる。


あの時はちゃんと呼んでくれた彼女さん。


それなのに俺は今更、と言い訳していた気がする。


『さ、早く帰りましょうか!』


無理して明るくふるまっているのなんか見え見え。


そうしたのは、他でもない俺なのだから。


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