黒猫ちゃんの憂鬱3





「え、別に謝って欲しいわけじゃないんだよ?」




そう。



別に謝れっていってないんだけど。





『でも、』



「私先に帰るね」




皆食べていいよ、ってお皿を前に突き出す。







財布から2万をとりだした。






ポン、と料理長の方に手を置く。









「・・・おいしかったですよ。でも、アノ味には値段、高すぎ」







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