黒猫ちゃんの憂鬱3
『いやー、桜花の総長サンから君の名前が出るとは思わなかったよー』
「あ・・・まぁ」
『私も元総長だったからね。情報も出てくるし・・・』
「はぁ・・・」
『色々面倒なことも起きるものさ。だから採用したんだよ』
「・・・どうも・・・」
『まぁ、硬い話はここまでで。・・・クラスの担任を呼ぼうか』
ピンポンパンポン
『コホン。えぇー2年・・・A組の・・・もういい。アツ、10秒以内に理事長室。じゃないと給料の20%俺にプラスだ』
「・・・えぇ・・・」
可哀相。
しかも20%だし。
バン!!
『はぁ・・・はぁ・・・もう、2年A組が理事長室に、近かっ・・・たから良かったもの、の・・・』
おぉ、息切れだけなんだね。
結構足速いほうなんだ。
『あぁ、アツ。コッチは俺の右腕だったアツトだ。アツって呼んでやってくれ』
「はい・・・」
『で、コッチの女の子は・・・月チャンだ。知ってるよな?』