黒猫ちゃんの憂鬱3



「タ~ッチ」



バシッ





ズコッ



背中を強くバシッと叩いて、怜王はこけた。




『ってぇな!!あの野郎よりひでぇ・・・』





「ひひん。次栞帆だよ~」



『えぇ!?月ひどいっ』




『栞帆、行くぞ?』



『や、やめようよ。ね?鬼ごっこって、そんな鬼が順番なんて・・・』




「やっぱ、栞帆じゃなくて俺にタッチして」



『なんで?』



「怜王に触って欲しくないの。たとえ仲間でも」




『可愛いっ』




ギュッ





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