♥︎幼なじみと同居生活♥︎【完】
まず純麗さんはあたしに
「ごめんなさい」
と頭を下げた。
「え?」
よく分からない。なんで純麗さんが謝ってるの?
「福原さんの大切な人を奪って本当にごめんなさいっ」
純麗さんは泣きながらそう言った。大切な人って…優也のこと?
「えっとあの?」
「あたしあなたが羨ましかった。優也に愛されるあなたが羨ましかったっ!初め事故に遭ったとき優也があたしのものになってくれるかもって思った。だから無理矢理にでも優也と付き合った。でもその好きな人があたしのこと好きじゃなきゃ意味ないって気付いたの。」
「純麗さん…」
「本当の恋ってね、好きな人の幸せを願ってあげることなんだよ。」