上司と上手につきあう方法【完結】
「来月だっけ?」
「たぶんね。今週中に出欠連絡来るんじゃない? 来たら出席に丸しておいてあげるから」
「うん、お願い」
私は特に深く考えず、紗江子の好意に甘えてやすやすとうなずいてしまったのだけれど――
あんなことが起こるだなんて、いったい誰が予測できただろうか。
人生七転び八起き。
禍福はあざなえる縄のごとし。
なるようになったといえるのだろうか……。
――――……