上司と上手につきあう方法【完結】

消化にいいものってなんだろう?


そこで突然、立ち止まる部長。



「部長?」

「――」



いったいどうしたのか。

ほんの少し歩を早めて、彼の背後から視線を追った。



「っ……!」



思わず息をのんでいた。

部長の視線の先には、彼の部屋のドアの前には、ほっそりしたきれいな女の人が立っているのが見えたから。


ドクン、ドクン……


心臓が鼓動を早め始める。



誰……?

もしかして――

あの人は……


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