上司と上手につきあう方法【完結】
そして部長は――
ササグさんは、相変わらず、怖いくらい真剣に私を抱いた。
まるで執事のように私にかしずき、洋服を脱がせ、ストッキングを丁寧にはぎ取り、いたるところに唇を押しつけながら、裸にしてしまった。
シャワーくらい浴びさせてほしかったけど、そんな口をはさむ余地もなかった。
まるで彼の手で料理されているみたい。
彼の思うように形を変えられて、ときおり味見をされながら、彼の気持ちが満足するまで、抱かれ続けた。
「美琴……」
決して乱暴にされたりはしないのだけれど、ササグさんはとにかく私の反応が気になるみたいで。
私の両足を大きく開かせ、繋がったところを指で優しく触れながら、ささやく。