天使みたいな死神に、恋をした
あぁ、そうなんだ。アンジュラはなんでもありなんだね。
「アンジュラは飲めてルーインは飲めないの?」
「飲めないじゃない。飲まない」
「ぱーっとやるんじゃないの?」
「ぱーっと水でも飲んでりゃいいだろうが」
「水? そんな変な話し聞いたことない?」
「とりあえず、俺はそんなものは必要ないってことだな」
そこは線引きがされていて、やはり、口は悪く性格もよろしくないけれど、天使には変わりない。悪いことは一切しないそうだ。お酒が悪いことかどうかは疑問なところだけど。
そんな私とのやりとりを我関せずといった面持ちで傍観している死神が約1名。
「ぱーっとやってさっさと戻りましょう。その方が私たちにとっても翠さんにとってもいことですから」
ということを、すんなりと口にする、やっぱり死神。なんか、私、少しだけ邪魔者扱いされてるっぽい気がするのは気のせい?
(気のせいであってほしい)