フレンズ
…にしてもすごいずうずうしさ。
ユキちゃんと短大時代の友達(ミサトちゃんというらしい)
はすぐにこちらのテーブルにうつってきて
私のあ向かいに座ってるカズを取り囲んできゃーきゃー話をした。
カズもまんざらでもない顔で、二人と話して。
ん?なんかこんなこと前にもあった…
いやいや、違う。
光景じゃない、こんな気持ちを
確か私は、経験したことがあったんだ。
それは、高校の時。
そうだった、あれはバレンタインデーの時だった。
なにげに教室から廊下に出てみると
カズが、すっごく可愛い下級生の女の子から
チョコレートをもらっているのに遭遇した。
カズはなんだか鼻の下を伸ばして(そう見えた)
嬉しそうな顔をして
チョコレートを受け取っていた。
私は、面白くなかった。
なんだか、わかんないけど
すっごく面白くなかった。
だから・・・