気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



 本当に上田優生だけには甘えるはずがないっ!

 こんなに純粋で真っ直ぐに生きているひとなんかに甘えてたまるかっ!


「ニャーゥンッ」

「あ、噂をすればシフォンちゃん♪」

 あ、そういえば私の家で勉強してるんだった。

「どうしたの、シフォン?」

 足音を立てずに静かに私の元にやって来るシフォン。
 この子はなかなかの人見知りで私以外にはなつきにくい。



< 113 / 375 >

この作品をシェア

pagetop