気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「………こともないのかもしれない………」

 一度言ったことを否定した。

 未歩の言う通りなのかもしれない…
 そう、少しでも思ってしまったから。

「でしょう?言い切れないよね、結構心を許しちゃってるから。」

 確かに今日の勉強会だって、断ろうと思えば断れた。
 だけど断らずに、むしろ心のどこかで楽しみにしていて、しかもふたりきりで気まずくなってしまうのが怖いから未歩を呼んだんだ。

「私、あのひとのこと苦手じゃないのかもしれない……」

 今の私が言える、精一杯の意地っ張り。

「まったく素直じゃないなぁ……」

 なんて、未歩に呆れられる始末。

 素直じゃなくてひねくれてるのは生まれつきだもんっ



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