気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
だったら私はその一握りのひとになり、みんなの気持ちやおもいがわかる“素敵なヒト”になりたい。
「ニャーゥン」
白い天井を見上げながら、顔の横にいるシフォンに挨拶をする。
「シフォン、おはよう」
二人で暮らすには充分な部屋は、今はヒト一匹猫一匹で暮らしているためか、やけに広く感じ寂しさを演出させる。
私は父と暮らしているけど、今はその父も出張で一ヶ月も家を空けている。