気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



 いや、正確に言えばいるんだ、今も。

 だけど私は呼びたくないんだ、

 お母さんの面影がなくなったあのひとを母と。


 昔お母さんと呼んでいたあのひとは、あるときを境に変わってしまったんだ。


「シフォン……」

「ニャウ?」


 純粋なあなたはどこまでも真っ直ぐに私を見てくれるんだね、シフォン。

 そして私をいつも励まし慰め、そしていつもそばにいて寄り添ってくれる。



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