気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「じゃあ、あれ行こうか!」

 撫でるのを止めたかと思えば、急にあるものを指さし、そう言ってきた。


「いいけど……?」


 私たちはそこに向かってゆっくりと歩いた。



 乗り物に向かいながら不思議に思い、訊いた。

「なんで観覧車なの?」

「さぁ?」


 ちゃんと訊いたのに「なんとなく」なんてはぐらかされて、少し気分が悪くなった。



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