気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



 腕を組み、椅子に腰を掛けていた。
 それに加えて今は目を瞑っていて、あまりに不自然な寝方だとは思うけど、それはしょうがない。

 日高さんが今何をしているのかがわからないのが困るだけ……。

 ただ、起き上がったのだけはわかった。

 俺が今横にいることにどんなことを思っているのかな………

 散々冷たく接していた癖に、こういうときだけ優しく接する、身勝手なヤツって思われてるのかな………


 胸が痛い………

 だけど、苦しいなんて思ってはいけない。

 俺が自分で自分の首を締めたんだから。
 そして日高さんの首も締めてしまっていた。

 俺はやっぱり都合のいいヤツなんだな………



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