気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
支えてあげることができる。
だったら何をする?
提案をしてみるか……?
「夏音、会うのに少し抵抗を感じるなら、遠くから見てみて大丈夫だと思ったら会えばいいんじゃない?」
これが今できる、俺の精一杯の支え方。
「おぉ、それはいいなぁっ!どうだ、夏音」
となりの日高は、顔を上げて少し悩んだ後、小さな声で言った。
「うん、そうする………」
日高は今小さいながらも大きな一歩を踏み出した。