気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
父が話すことはすべて本当のことで、辛い私たちの過去だった。
お母さんがおかしくなったとき、私もおかしくなった。
お母さんがどんどん変なことをするようになっていく程に、私の心は不安定になって、窓ガラスに頭をぶつけながら『私のせいでお母さんがあんなになったんだ』と呪文のように繰り返しいったりしていた。
あるときお母さんが警察を呼んで、大きな騒ぎが起きたことがあった。
その時は東京にいた美代子おばさんが帰ってきていて、その騒ぎを聞き付けて私の家へとやってきた。
美代子おばさんはお母さんの味方で、私のお父さんを責めていた。
もう何を言っていたかなんて覚えていないけど、私はただ恐くて泣いていた覚えはある。
ただただ恐くて、泣きすぎてもどしてしまったことをよく覚えている。
その頃の私はかなり滅入っていて、精神状態も不安定で、体調もかなり崩しやすくなっていたから、もどすなんてしょっちゅうだった。