気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
確かにごもっともな意見だ。
だけど、イライラしている私からすればそんなことどーでも良かった。
「じゃあ、違う道使って帰ってよっ」
本当は拗ねてるだけじゃない。
だって、上田とああやって笑い合うのは私の特権だと思っていたから………
佐々木に奪われて悔しかった………
「なんでそんなに怒ってるんだよっ?!」
後ろから飛んでくる困ったような声はより一層私の胸を掻き乱した。