気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「なぁに?」


 優しい声で訊いてみる。


 正直、普段しないことをしたので気持ち悪い。

 ほんと、普段しないことはするもんじゃないね………


 なんて思いつつも、目をうるませながら見上げて首をかしげてみる。

 これに上田が弱いのはよくわかっているから、吐かさせるにはうってつけ。


「あぁ、もう!可愛いからそんな顔しないでっ/////」


 ほらねっ

 みんな天然でそんなことをしていると思ってるけど、実際世の中はそんなに漫画チックではない。


 私はあくまでも確信犯。



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