気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
初デートは悪夢の始まり……… 【side 優生】
目の前を見れば青く澄んだ海が広がっていて、太陽は眩しい程に照り付け、肌をジリジリと焼いていく。
「ほれっほれ~っ!」
「なにするのよっ、上田っ!」
「いいじゃんっ!どうせ泳ぎにきたんだしっ」
「そうだけどっ!」
俺らは夏休みになって一週間ほど経った今日、海にきている。
というのも、最近呪文のように「海行きたい…海行きたい…」と言うものだから、連れていかないわけにもいかずに来たというわけだ。
まぁ、本音はデートしたかったんだけどっ……!
初デートだしっ!