気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
まぁ、正直まだ慣れてないから呼ぶ度に心臓のドキドキが速くなる。
あ~ぁ!
もっとかっこいいヤツになりたかったわ………
そうしたらもっと………
色々考えていると、すっぽり収まっていたなぁが顔を上げて覗き込みながらほっぺを膨らまして言った。
「あのさ~?そろそろ離してよ、ゆぅ?」
「えっ…?!」
今何つったっ!?
ゆっ、ゆぅっ!?
えっ!?えぇっ?!
「今、なんてっ?!」
そう訊けば、呆れたように『はぁ…』とため息をつかれた。
「だからっ!……」
「だから…?」
「ゆっ、ゆぅって呼んだの/////」
あら?
さっきまでの威勢はどこに言ったのやら……?
モゴモゴと言う姿も可愛くて、離して欲しいという願いを受け入れられそうにない。
というか、離したくなくなったっ♪