気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



 全く知らない小さな路地を走っていたときだった。

 目の前が大きな黒い影に覆われて、暗くなっている。


 なに?

 典型的なナンパだよね・・・・・・?


「ねぇ~?聞いてる~ぅ?」

「離してくださいっ」


 握られてしまった右手を振りながら必死に抵抗してみる。

 でもやっぱり男の人の力になんて勝てるはずもなく、右手は未だ男の人の手の中にある。


 もうっ・・・・・・なんなのよっ・・・・・・!?

 早く離してよっ?!



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