気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「どういうことですか?」

「最近、ニュースで通り魔が多発していると聞いたろう?」

「はい」

「それがここなんだ!!」



 ・・・・・・っ!?


 嘘だろっ・・・・・・?

 もしかしてなぁはっ・・・・・・!



 ダメだって、悪い想像しちゃっ・・・・・・。


 なぁ、どうか無事でいて!!!





「なぁっ!!夏音~っ!!」


 あれから捜すこと20分。
 どれだけ呼んでも返事は全く返ってくる気配無し。


「上田くん、まだ見つからないかい?」

「はい・・・・・・。」


 さっきぶつかってしまった男の人も捜すのを手伝ってくれている。


「そっか」

「俺が悪いんです。なぁの気持ちを考えずにしようとしたからっ・・・・・・。」

「今反省したってしかたないよ。ともかく、今は夏音ちゃんを捜そう?」

「はい・・・・・・はいっ!」


 俺は何をやってるんだよ!

 関係無いひとを巻き込んでいながら一人落ち込んでっ!



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