ボクとキミとの距離
独房の中。




キミの居ない世界。




結局ボクの中に残ったものは空虚な気持ちと自己嫌悪だった。




ふと我に返る。




「我に返る」って言葉がこんなに似合ったことは今まであっただろうか?





急に頭の中がスッキリした




目の前の靄が晴れた




キーンと透き通る音が耳に入り、脳へと向けていく清々しい感覚。
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