ボクとキミとの距離
自分の最愛の人を自分の手で殺めてしまった。




このことは彼の中では抑えきれないほどの苦痛だったみたいだ。






今まで普通の生活をし、何気なく平穏な毎日を送っていた青年が1人の女性を愛したことで、自分の思ってもみなかった姿に豹変してしまう。




そして我に返る。




我に返ると愛する女性はこの世から消え、自分には急遽なガランとした気持ちだけが残った。




それは彼にとって耐え難いことだったろう。





彼女を想い、恋いこがれて光り輝いていた日々


その対局の暗い独房で殺人犯として過ごす日々





彼はどこでどう道を踏み外してしまったんだろう。





誰かを好きになること・・・それは素晴らしいものなはずなのに。
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