最後は笑顔で…(短編)



「結夏、」



博樹があたしの前にたつ。



「博樹……」



あたしが、俯きながら

声をかけると

博樹はあたしのとなりに座った。



「どーした?」


「あのさ、あたしたち終わりにしよう……?」




今日は、記念日。

だけど、


もう、祝ったりはできないんだね。





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