黄昏に香る音色
まだ着替えていないし、カバンも部室に置いたままだ。

1人…トボトボと、学校に向かって歩く。



校門を抜け、渡り廊下をくぐり抜けて、グラウンドにつくと、

もう部活は終了していた。

辺りも暗い。


ゆうは、渡り廊下を見上げた。

(なぜ…あそこにいかなかったんだ)

後悔の念が、ゆうを襲ったが…もうすべてが遅い。


うなだれ、自分を責めながら、ゆうは部室へ向かった。
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