黄昏に香る音色
まだ、あまり吹けない。
原田が、イントロを軽快に弾くと、
いきなり、リズムがスウィングする。
曲は、CMで昔聴いたことがあるとの理由で…
BYE BYE BLACKBIRD。
お小遣いをためたお金で、マウスピースを、楽器店に買いに行った。
初めて入る楽器店に、ドキドキしながら、明日香はマウスを選んだ。
興奮状態のまま、明日香は帰りに、その隣にあるCDショップを飛び込んだ。
真っ先に、ジャズコーナーを覗き、ジャケットが気に入ったという理由で、
1枚のCDを購入した。
そのアルバムに入っていた曲。
マイルスディビスのラウンドアバウトミッドナイト。
赤と黒の中でトランペットを持ち、佇むジャケットは、
まるで、夕焼けのように綺麗。
それが、理由だった
恵子は呆れた。
阿部がアルバムをみて、
「名盤ですね。全部スタンダードだ」
「スタンダード?」
明日香の問いに、阿部はこたえた。
「音楽。特に、ジャズをやっているやつは、みんな知っている曲のこと」
恵子は、曲名を見ると、
「これからやりましょう」
本当は、KKのアルバムからやりたかったけど…
恵子の言うことには、逆らえない。
拙い音で、明日香は吹き出す。
あっという間に、時間は過ぎ…練習は終わった。
原田が、イントロを軽快に弾くと、
いきなり、リズムがスウィングする。
曲は、CMで昔聴いたことがあるとの理由で…
BYE BYE BLACKBIRD。
お小遣いをためたお金で、マウスピースを、楽器店に買いに行った。
初めて入る楽器店に、ドキドキしながら、明日香はマウスを選んだ。
興奮状態のまま、明日香は帰りに、その隣にあるCDショップを飛び込んだ。
真っ先に、ジャズコーナーを覗き、ジャケットが気に入ったという理由で、
1枚のCDを購入した。
そのアルバムに入っていた曲。
マイルスディビスのラウンドアバウトミッドナイト。
赤と黒の中でトランペットを持ち、佇むジャケットは、
まるで、夕焼けのように綺麗。
それが、理由だった
恵子は呆れた。
阿部がアルバムをみて、
「名盤ですね。全部スタンダードだ」
「スタンダード?」
明日香の問いに、阿部はこたえた。
「音楽。特に、ジャズをやっているやつは、みんな知っている曲のこと」
恵子は、曲名を見ると、
「これからやりましょう」
本当は、KKのアルバムからやりたかったけど…
恵子の言うことには、逆らえない。
拙い音で、明日香は吹き出す。
あっという間に、時間は過ぎ…練習は終わった。