黄昏に香る音色
グラウンドから引き上げてくる高橋と、一瞬、

明日香は目が合ったように感じた。

首をひねり、

もう一度、高橋の方を見たけど、

もうこっちを、見てはいなかった。


明日香は、グラウンドにある時計に目を移した。


(やばい!)

明日香はいきなり、慌て出した。

(五時半だ!)

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