黄昏に香る音色
KKでの練習を終えて、

明日香は、まっすぐに家に帰った。

かばんを置くというより、落とす。

そのまま、ベットに倒れ込んだ。

ベットに体が、めり込む感覚が、包まれているようで、

少し安心する。

ゆうに会えなかった日。

何かあったのか…心配だ。

たった一日だけど…

心配。

そして、淋しい。

部屋の外から、母親の声が聞こえた。

ごはんの用意が、できたみたい。

返事をし、部屋をでようとしたら、

唐突に、携帯が鳴った。
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