ヒミツの恋【短編集】
秘密 1 まどか

保健室前

『あん…駄目だよ…んんっ…』



『もっと声抑えろよ。じゃなきゃ聞こえるだろ?』




『ああっ…だってぇ…』







ど、どうしよう…




私…もう聞こえちゃってます。




その上…





あまりの出来事に体が固まってしまって…





う、動けませんっ!!!





早くこの場を立ち去りたいのに…




手も足も…脳以外の全ての機能が停止したかの様に動かない。
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