ヒミツの恋【短編集】
『何だ何だ?授業中に!』




振り返るとジャージを来た体育の先生の姿。





『あ、先生、コイツ怪我したみたいだから、手当てよろしく。手と膝と…くくっ…でこも!』





まだまだ笑い足りないのか中川君は、ゲラゲラ笑ってて、体育の先生は私の手の出血を見て、救急箱を持ってくる。






『なんで保健室にいかない?』





先生に聞かれて、中川君は漸く笑うのを止めて、答えた。






『…保健室、誰もいなかったから。後はよろしく!』




中川君はそうして、出て行った。




そっか…手当てするために体育教官室連れて来てくれたんだ。




『膝は自分で消毒してくれ。セクハラって言われると困るから。』
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