ヒミツの恋【短編集】
次の日2年の教室がある棟へ向かった。
いつもなら…俺を見て色めき立つ女子達も、俺を見てわかるくらい目を逸らし、ヒソヒソと話をしてる。
…もう昨日の脅しが効いたのかな?
ホント女の情報網って怖いよ…
まあ、俺には好都合なことだけど。
そして、真由美と昨日の朝一緒にいた子を見かけて声をかけた。
「あのさ…真由美来てるかな?」
尋ねる俺に驚いた顔を見せたけど、それも一瞬で、すぐに怖い顔つきで話し始めた。
『…もう放っておいてあげて下さい。昨日の件は誤解だって先輩達もわかってくれたばかりなのに、渉先輩が来たらまた真由美が…』
「…?誤解?え?」
話が見えなくて、首を傾げた。
…この子には俺と付き合ってた事話してくれてたのかな?…けど…何かおかしな事を言ってる…
『真由美が先輩の追っかけに囲まれた件で、責任感じて謝りに来てくれたんですよね?…その気持ちも今の真由美には迷惑な事なんです。…こんな所見つかったらまた…』
辺りをキョロキョロ見渡しながら話す内容に愕然とした。
いつもなら…俺を見て色めき立つ女子達も、俺を見てわかるくらい目を逸らし、ヒソヒソと話をしてる。
…もう昨日の脅しが効いたのかな?
ホント女の情報網って怖いよ…
まあ、俺には好都合なことだけど。
そして、真由美と昨日の朝一緒にいた子を見かけて声をかけた。
「あのさ…真由美来てるかな?」
尋ねる俺に驚いた顔を見せたけど、それも一瞬で、すぐに怖い顔つきで話し始めた。
『…もう放っておいてあげて下さい。昨日の件は誤解だって先輩達もわかってくれたばかりなのに、渉先輩が来たらまた真由美が…』
「…?誤解?え?」
話が見えなくて、首を傾げた。
…この子には俺と付き合ってた事話してくれてたのかな?…けど…何かおかしな事を言ってる…
『真由美が先輩の追っかけに囲まれた件で、責任感じて謝りに来てくれたんですよね?…その気持ちも今の真由美には迷惑な事なんです。…こんな所見つかったらまた…』
辺りをキョロキョロ見渡しながら話す内容に愕然とした。