ヒミツの恋【短編集】
“最低”とか、“そんな人だと思わなかった”とか、聞こえる様に話す集団を見つめる。





「…なぁ。あいつら…昨日あまり見かけなかったけど、何してたか知らない?」



利幸に聞いてみると利幸は呆れた顔して俺に教えてくれた内容…それは、真由美の友達が話してた内容と一致していた。





だから昨日俺の周りに群がるヤツらがいなかったんだ…





真由美の所へ行っていたから…




…真由美は一体何を言われたんだろう。






…何かされたんじゃ…




知らなかったじゃ済まされない。





護るだなんて口先ばかりで…






俺…最低だ…







その後…落ち込む俺に利幸の彼女が教えてくれた話…





それは、真由美は俺との関係はなに一つ言わなかったけれど…





…俺への気持ちだけは偽らなかったって…





俺の事…好きだって言い続けてたんだって聞かされた…
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