ヒミツの恋【短編集】
震える手で中々上手く出来ない真由美の代わりにつけてあげて…キスをした…
いつもは照れ隠しで“ご褒美”なんて、よく 考えたら偉そうな言い方で真由美とキスしてたんだけど、真由美は素直に言ってくれた方が嬉しいって言ってくれた。
そして
『夢じゃないよね?』
って泣きながら尋ねるから、夢じゃなくて現実だよって意味を込めて、深く…深く口づけた。
唇を離すと共に、その場に崩れ落ちそうな真由美を支える。
ふと人の気配を感じて入り口を見てみると…
真由美の友達ふたりが口を開けて俺達を見ていた。
俺と目が合い、慌て始める二人に微笑みかけて、そっと人差し指を口の前に立てて静かにするようにジェスチャーで示す。
すると二人はゆっくりと足音を忍ばせるようにその場を後にした…
微かに聞こえる足音と、『痛いっ!』という声で真由美が我にかえって離れようとしたけれど…離してやらないよ?
俺と一緒の時は、俺の事だけ考えて欲しいから…
それと…もう絶対離さない…何があっても護っていくからね…
end
いつもは照れ隠しで“ご褒美”なんて、よく 考えたら偉そうな言い方で真由美とキスしてたんだけど、真由美は素直に言ってくれた方が嬉しいって言ってくれた。
そして
『夢じゃないよね?』
って泣きながら尋ねるから、夢じゃなくて現実だよって意味を込めて、深く…深く口づけた。
唇を離すと共に、その場に崩れ落ちそうな真由美を支える。
ふと人の気配を感じて入り口を見てみると…
真由美の友達ふたりが口を開けて俺達を見ていた。
俺と目が合い、慌て始める二人に微笑みかけて、そっと人差し指を口の前に立てて静かにするようにジェスチャーで示す。
すると二人はゆっくりと足音を忍ばせるようにその場を後にした…
微かに聞こえる足音と、『痛いっ!』という声で真由美が我にかえって離れようとしたけれど…離してやらないよ?
俺と一緒の時は、俺の事だけ考えて欲しいから…
それと…もう絶対離さない…何があっても護っていくからね…
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