ヒミツの恋【短編集】
その後は一目散に階段を駆け降りた。
下の階に辿りつき、バクバクいう心臓に手をあてて息を整えようと試みる。
まどかはぶつけた両膝を抱えて、涙目になっていた。
中々静かになってくれない心臓の音。
…覗いてたのがバレてドキドキしてるのか、それとも、初めて生で人のラブシーンを目撃した事に興奮してたのか…
それとも両方…?
『すっごい…ラブラブだったね…』
まどかかポツリという言葉に、
「うん…」
頷く私。
『…やっぱり年上の人だと、違うね…あんな…』
思い出したのか頬を赤く染めるまどか…
…正直、すごいなって思った。
あんなキス…ドラマの中だけだって思ってたから…
腰砕けになるほどのキスって…一体…どんな感じなんだろ?
下の階に辿りつき、バクバクいう心臓に手をあてて息を整えようと試みる。
まどかはぶつけた両膝を抱えて、涙目になっていた。
中々静かになってくれない心臓の音。
…覗いてたのがバレてドキドキしてるのか、それとも、初めて生で人のラブシーンを目撃した事に興奮してたのか…
それとも両方…?
『すっごい…ラブラブだったね…』
まどかかポツリという言葉に、
「うん…」
頷く私。
『…やっぱり年上の人だと、違うね…あんな…』
思い出したのか頬を赤く染めるまどか…
…正直、すごいなって思った。
あんなキス…ドラマの中だけだって思ってたから…
腰砕けになるほどのキスって…一体…どんな感じなんだろ?