ヒミツの恋【短編集】
『大丈夫だよこれくらい。俺も部長もまだまだイケルんだから。ですよね部長!あともう1杯どうぞ。』
そうしてお酌する和弘に上機嫌のお父さん。
『うむ。うちは裕美しか子供がいないから、谷口君と飲んでると息子と飲んでるようでついつい沢山飲んでしまうよ。』
正月とか、神棚に置いてあるお神酒を一口飲まされるくらいしかアルコールなんて飲んだことないけど、アレが美味しいなんて私には考えられない。
『いっその事、裕美の相手になってくれれば、本当の息子になるんじゃないかしら。』
お母さんが追加のおつまみを出しながら会話に入った。
途端に固まるお父さんに、焦る和弘…
『裕美ちゃんのような可愛い子、俺には勿体なくて手が出ませんよ!』
お父さんを気にして、お世辞を言ってくれてるんだってわかる。
それでも私、すごく嬉しかった。
可愛いって言ってくれたんだもん。
好きなヒトに可愛いって…
そうしてお酌する和弘に上機嫌のお父さん。
『うむ。うちは裕美しか子供がいないから、谷口君と飲んでると息子と飲んでるようでついつい沢山飲んでしまうよ。』
正月とか、神棚に置いてあるお神酒を一口飲まされるくらいしかアルコールなんて飲んだことないけど、アレが美味しいなんて私には考えられない。
『いっその事、裕美の相手になってくれれば、本当の息子になるんじゃないかしら。』
お母さんが追加のおつまみを出しながら会話に入った。
途端に固まるお父さんに、焦る和弘…
『裕美ちゃんのような可愛い子、俺には勿体なくて手が出ませんよ!』
お父さんを気にして、お世辞を言ってくれてるんだってわかる。
それでも私、すごく嬉しかった。
可愛いって言ってくれたんだもん。
好きなヒトに可愛いって…