ヒミツの恋【短編集】
半ば追いやる様に、二人を帰して、もらったプレゼントをひとりで開けて見てみる。






中から出て来たのは、イミテーションだろうけど、繊細な細工のされたガラス玉の付いたネックレスだった…






メッセージカードも付いてて開けてみる。






“明日のデートに付けていってね! まどか”



“首元のお洒落も大事よ。ストール巻いて隠さないようにね 真由美”





「…ひっく…ごめんね…。」





卑屈な考えばかりしてたのに…




二人は私の事を想ってくれてるのに…





二人の幸せを喜べない私が、…他人を思いやれない私が…幸せになんてなれっこない。






…こんな綺麗なネックレス…私はつけられないよ。
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