ヒミツの恋【短編集】
日曜日、私の気持ちとは裏腹に天気の良い日…





予定なんて無くなっちゃって、夜までホントはすることなくなっちゃったけど、それをお父さん達には悟られたくない私は、午前中から家を出た。





和弘と会うために買ったワンピースに、まどかと真由美からもらったネックレスを身につけて…





どんなに着飾ってみても、見せる相手がいないのにね。





ひとりで街をブラブラしてても、なかなか時間は経ってくれなくて、暇と寂しさを持て余してしまう…






…お腹空いたなぁ。






朝から出てようやくお昼時…




どこかに入ってひとりでランチ…なんて淋しくて出来ないよ…





空腹に耐えながら色んなお店をただ何も買わずにうろついて…





そんな時、1件のカフェが目に留まった。






このお店、確か…





持ってた鞄をゴソゴソとあさって見つけた紙。






「やっぱり小林君がバイトしてるお店だ…」
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