ヒミツの恋【短編集】
驚いて振りかえって見てみると…和弘はすごく悲しそうに笑いながら私を見てる。






『やっぱこんなおっさんより同じ高校生がいいってか?ハハ…当たり前か…』







「何言って…?」







『昨日も学校前でそいつといちゃついてたもんな。…そいつと付き合うんだろ?』







昨日…いちゃついて…?






『あの!俺と小田切は別に何も…』







小林君がしがみついてたままの私の腕を振りほどいて後ずさりながら、慌てて弁解する。







『…いいよ無理しなくて。高校生同士の方が話も合うんだろ?…俺とじゃ話も…合わないだろうしな…到底ムリだったんだ。俺と裕美ちゃんとじゃ…付き合うなんて…歳が離れすぎてる。』
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