ヒミツの恋【短編集】
「違う!離れてるのは歳なんかじゃなくてっ…」






『…俺への気持ちってか?』







私の話を遮って、和弘が言った…
その顔は何を考えてるのかわからない無表情な顔をしてて、私は悲しみとか怒りとか…色んな感情に襲われる。






そして、感情が抑え切れなくなって、思い切り持ってた鞄を和弘へと投げ付けた。






「離れてるのは歳でも、私の気持ちでもない!!なんでわからないの!?離れてるのは、和弘の心だよ…
和弘の気持ちが遠いんだよっ!

いつも私を子供扱いして…手だって和弘から進んで繋いでくれないっ…抱きしめてくれたりもキスも…どれだけ私が不安だったかなんて知りもしないで勝手な事ばかり言わないでよっ!!」




言ってる最中から涙がどんどんと溢れて来る…
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