ヒミツの恋【短編集】
「な、何でもない!」




慌ててスカートのポケットに隠す。





ぞろぞろと教室へと戻ってくるクラスメイト。





私は逃げる様に自分の席へと座って、そっと冷え○タを取り出した。





ドキン…ドキン…






さっきまでは、あんなに恐かったのに…





もう少し話してたかったなんて…





私…






中川君の事…





もっと知りたいって思ってる。






寝ている中川君を見る。





いつも寝たフリしてたのかな?





でも…何で?






なんで保健室前にいたの?




なんで調理実習さぼったの?





なんで冷え○タ持ってたの?






なんで?がいっぱい増えていく。
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