ヒミツの恋【短編集】
『だって、そうだろ?俺、裕美ちゃんの気持ち考えてずっと我慢してたんだ…俺の気持ち押し付けて、傷つけちゃいけないって…。部長にご飯誘われても…会ったら気持ち抑えられる自身なかったから、仕事増やして耐えてたのに…。』
「それって…ひっく…和弘は…私の事…好きだった…って事…なの?」
『さっきも言ったでしょ?好きな相手じゃないと、キスなんてしないって。俺はてっり裕美ちゃんにキスしたのは俺だと思ってたし、裕美ちゃんもそう言ったから…。』
責めるような口調の割に、優しい言葉使いに優しい笑みを浮かべ、私の頭を、髪を撫でる。
その言葉が、行為が、…笑顔が、私を好きだって伝えてくれてる。
「…和…弘ぉ…。」
私は和弘に抱き着いてグチャグチャになった泣き顔を胸に押し付けた。
どくんどくんって少し早い、和弘の心臓の音が聞こえる…
「それって…ひっく…和弘は…私の事…好きだった…って事…なの?」
『さっきも言ったでしょ?好きな相手じゃないと、キスなんてしないって。俺はてっり裕美ちゃんにキスしたのは俺だと思ってたし、裕美ちゃんもそう言ったから…。』
責めるような口調の割に、優しい言葉使いに優しい笑みを浮かべ、私の頭を、髪を撫でる。
その言葉が、行為が、…笑顔が、私を好きだって伝えてくれてる。
「…和…弘ぉ…。」
私は和弘に抱き着いてグチャグチャになった泣き顔を胸に押し付けた。
どくんどくんって少し早い、和弘の心臓の音が聞こえる…