ヒミツの恋【短編集】
不意に、肩をトントンと叩かれる。
我にかえると目の前には同じクラスの小林君。
『あのさ、そこ俺の席…』
「へ?…あっ!!ご…ごめん!!」
私の席はその1つ前。自分の鞄が目に入り慌てて席を立ち上がる。
ガンっ!!
「痛い!!」
またぶつけちゃった…
そんな私を見て、笑う小林君。
『高橋ってよくあちこちぶつけるよな。見てて飽きないよ。』
「えへへ…」
チラリと中川君を見てみると、中川君はほお杖をついてこっちを見てた。
ど じ
口パクでそういった。
うわぁ…中川君が!
あのいつも突っ伏して寝てる中川君が!!
私を見て、話しかけてくれた!!
私はもう、それだけで嬉しくて、やっぱり中川君に恋しちゃったんだって思った。
我にかえると目の前には同じクラスの小林君。
『あのさ、そこ俺の席…』
「へ?…あっ!!ご…ごめん!!」
私の席はその1つ前。自分の鞄が目に入り慌てて席を立ち上がる。
ガンっ!!
「痛い!!」
またぶつけちゃった…
そんな私を見て、笑う小林君。
『高橋ってよくあちこちぶつけるよな。見てて飽きないよ。』
「えへへ…」
チラリと中川君を見てみると、中川君はほお杖をついてこっちを見てた。
ど じ
口パクでそういった。
うわぁ…中川君が!
あのいつも突っ伏して寝てる中川君が!!
私を見て、話しかけてくれた!!
私はもう、それだけで嬉しくて、やっぱり中川君に恋しちゃったんだって思った。